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関西での製品制作外注のポイントと選び方について解説

  • 執筆者の写真: 松岡 秀樹
    松岡 秀樹
  • 1月29日
  • 読了時間: 15分

 

 

製品の企画はあるものの、社内にエンジニアがいない、既存の協力会社では対応しきれない、といった理由で製品製作の外注を検討する企業は少なくありません。特に関西エリアでは、機械から電気・制御まで一体となった製品へのニーズが高まりつつあります。この記事では「製品製作 外注 関西」をテーマに、外注のメリット・デメリットから依頼のポイント、試作から量産までスムーズに進めるコツまでを、実務目線で分かりやすく解説します。

 

1. 製品製作を外注するメリットとデメリット

 

1.1 製品製作を外注することのメリット

製品製作を外注する最大のメリットは、 社内にない技術や設備を、初期投資なしで利用できること です。中小企業や新規事業では、専任の設計者や開発チームを一から採用・育成するのは大きな負担になります。外注を活用すれば、必要な期間だけ専門家の力を借りられるため、スピーディに開発をスタートできます。

 

具体的には次のような利点が挙げられます。

 

  • 専門知識・経験をすぐに活用できる

  • 採用・教育コストをかけずに開発をスタートできる

  • 設計から試作、製造まで一括で依頼できる場合がある

  • 社内リソースを企画や営業など他の重要業務に集中できる

  • 短納期案件や変動の大きい案件にも柔軟に対応しやすい

 

特に、構想段階から一緒に検討できるパートナーに依頼すれば、そもそも狙うべき仕様や構造の妥当性まで含めて相談できます。 早い段階でプロの視点を入れるほど、後戻りやムダな試作を減らしやすくなる ため、トータルの時間とコストを抑えやすくなります。

 

また、外注先が複数の業界にまたがって経験を持っている場合、他業種の発想や構造を自社製品に応用してもらえる可能性もあります。これは、社内だけで閉じた開発体制では得にくいメリットであり、新しい付加価値や差別化のヒントにもなります。

 

1.2 外注する際のよくあるデメリット

一方で、外注には注意すべき点もあります。代表的なのは、コミュニケーションの齟齬情報管理の難しさです。仕様が曖昧なまま発注してしまうと、「想像していたものと違う」という結果になりかねません。言葉の定義や前提条件の違いがそのまま形になってしまうこともあります。

 

また、外注先が機械、電気、制御といった領域ごとに分かれている場合、各社の間で情報の行き違いが起きやすくなります。どこまでを誰が担当するのか、責任範囲を明確にしておかないと、トラブルの原因になります。問い合わせ窓口が分散すると、進捗管理が煩雑になる点にも注意が必要です。

 

さらに、社外に技術情報を出すことへの不安もあります。図面や仕様書の取り扱い、機密保持契約の有無、データの保存方法や閲覧権限の管理など、最初に確認しておきたいポイントは多いものです。 デメリットの多くは、事前準備とパートナー選びでかなりの部分を軽減できる ので、後述するチェックポイントを踏まえて検討すると安心して外注しやすくなります。

 

2. 関西で製品製作を外注する際のポイント

 

2.1 製品製作を外注するための準備

外注を成功させるためには、依頼する側の準備が欠かせません。まず大切なのは、「どこまで決めていて、どこから相談したいのか」を整理することです。仕様が固まっていなくても外注は可能ですが、最低限次の点を言語化しておくと、打ち合わせがスムーズになります。

 

  • 製品の用途やターゲット

  • 求める性能や機能、サイズ感

  • 予算の目安

  • 希望納期や開発スケジュール感

 

これらをメモレベルでもよいのでまとめておくと、外注先も検討の方向性をつかみやすくなります。背景事情や現場の制約条件(設置スペースや既存設備との兼ね合いなど)も共有しておくと、より現実的な提案が得られます。

 

さらに、 優先順位をはっきりさせておくことも重要な準備 です。コストを最優先にするのか、性能や品質を重視するのか、スピードを優先するのかによって、設計方針や部品の選定も変わってきます。全部を100点にするのは難しいため、「この条件だけは譲れない」「ここはある程度妥協できる」といった基準を社内で共有しておきましょう。

 

図面や仕様書がすでにある場合は、最新版がどれかを明確にしておくことも欠かせません。バージョン管理が曖昧だと、古い情報のまま設計や製作が進んでしまいます。途中で仕様変更が発生するケースも多いため、その際のルール(いつまでなら変更可能か、費用や納期がどの程度影響するか)も、事前の打ち合わせで確認しておくと安心です。

 

2.2 関西の市場特性と外注の傾向

関西エリアは、製造業の集積地として歴史があり、機械・電気・制御など多様な分野の企業が集まっています。中堅・中小規模のメーカーも多く、カスタム品や特注装置のニーズが高いことが特徴です。そのため、柔軟な対応ができる設計屋や製作会社への外注が活発に行われています。

 

一方で、従来から付き合いのある協力会社を中心に発注しているケースも多く、「新しい外注先を探したいが、どこに頼めばいいか分からない」という声もよく聞かれます。特に近年は、機械だけでなく、電気回路や制御プログラムまで一体となった製品が当たり前になってきました。従来どおりの分業体制では対応しきれない場面が増えつつあります。

 

そのため、 関西での製品製作の外注は「一部工程のみ」から「==構想〜試作〜量産まで一貫して任せられるパートナー==」へとシフトしている傾向 があります。地理的には関西圏であっても、オンライン打ち合わせを前提としたプロジェクトが増えており、距離よりも対応範囲や技術力を重視してパートナーを選ぶ動きが強まっています。結果として、関西を拠点としながら、全国の企業と連携する設計会社も増えています。

 

3. 外注先の選び方とチェックポイント

 

3.1 安心して任せられる外注先の特徴

外注先を選ぶ際には、費用や納期だけでなく、長く付き合えるパートナーかどうかを見極めることが大切です。安心して任せられる会社には、共通する特徴がいくつかあります。

 

  • 要望をよく聞き、疑問点を整理してくれる

  • できること・できないことをはっきり伝えてくれる

  • 見積内容の根拠や範囲が分かりやすい

  • 過去の実績や対応分野を具体的に説明できる

  • 仕様変更やトラブル時の対応方針が明確

 

特に、 最初の打ち合わせで質問の質が高いかどうかは重要な判断材料 になります。こちらの話をただ受け取るだけでなく、「その用途なら、こちらの方式のほうが適している可能性があります」といった提案が出てくるかどうかもチェックしたいポイントです。

 

また、コミュニケーションのスピードや丁寧さも見逃せません。メールの返信が極端に遅い、質問への回答が曖昧といった場合は、開発の後半でトラブルが起きたときにストレスの原因となります。技術力だけでなく、進め方や人となりを含めて相性を確認しておくと、安心して任せやすくなります。可能であれば、小さなテーマから試してみて、やり取りの感覚を確かめるのも一つの方法です。

 

3.2 業者選定時に確認するべき項目

外注先を比較・検討する際には、事前に確認したい項目を整理しておくと判断しやすくなります。特に、製品を量産まで見据えて外注する場合は、次のような点を確認しておくと安心です。

 

  • 対応できる範囲(構想設計、機械設計、電気設計、制御、試作、量産支援など)

  • 類似分野や近い規模の製品についての実績

  • 設計データや図面の納品形態と所有権の扱い

  • 概算費用の考え方と見積条件

  • 納期の目安と短納期対応の可否

  • 機密保持契約(NDA)への対応

  • オンライン・現地打ち合わせの体制

  • 試作後の改良や量産立ち上げまでのサポート範囲

これらをまとめて質問することで、外注先の考え方や柔軟性も見えてきます。特に、 量産工程までにどの段階で何を決める必要があるかを説明できる会社は、全体像をきちんと把握している可能性が高い と言えます。あわせて、万が一スケジュールが遅れそうな場合の連絡ルールやリスク共有の仕方についても、初期段階で確認しておくと安心です。

 

4. 機械設計だけでなく電気や制御も対応できる設計屋選びの重要性

4.1 一貫対応の強みと活用方法

近年の製品は、機械構造だけで完結するケースは少なく、モーターやセンサー、制御盤、PLCプログラムなど、複数の技術要素が組み合わさって動きます。そのため、 機械設計だけでなく、電気や制御まで一貫して対応できる設計屋を選ぶことが、プロジェクト全体のスムーズさに直結します 。

 

担当が分かれていると、例えば「機械的には問題ないが、配線スペースが足りない」「制御上はこの配置が好ましいが、機械側の構造と合わない」といった衝突が起こりやすくなります。一貫対応ができる会社であれば、最初から機械・電気・制御をセットで見ながら設計できるため、後からの大きな手戻りを防ぎやすくなります。

 

活用の仕方としては、構想段階から相談し、「この動作を実現するには、どの程度の機構と制御が必要か」「既存の機器を活かせるか」といった検討を一緒に進めてもらう方法があります。早い段階で全体像を押さえることで、ムダな機能を省きつつ、必要な部分にはしっかりコストをかけるといったメリハリのある設計がしやすくなります。機械・電気・制御のバランスを見ながら最適な落としどころを探れる点も、一貫対応ならではの強みです。

 

4.2 技術的な柔軟性がもたらすメリット

製品開発は、計画どおりに一直線で進むことはほとんどありません。試作段階で想定外の課題が見つかり、構造や部品、制御ロジックの見直しが必要になることもあります。その際に重要なのが、外注先の「技術的な柔軟性」です。

 

機械だけ、電気だけと領域が限定されていると、設計変更のたびに別の業者との調整が必要になり、時間もコストも膨らみます。 複数分野をまたいで調整できる設計屋であれば、課題に対して複数の解決パターンを提示しやすく、状況に応じて最適な選択がしやすくなる のが大きなメリットです。たとえば、「部品の変更で対応するのか」「制御ロジック側で吸収するのか」といった検討を、ワンストップで進められます。

 

また、将来的な仕様変更やバージョンアップ、内製化の計画がある場合にも、柔軟な設計方針は重要です。あらかじめ拡張性を考慮した構造や制御にしておくことで、後からの追加工事やプログラム改修の負担を抑えられます。こうした「先を見据えた設計」ができるかどうかは、技術的な幅と経験値によるところが大きいため、外注先を選ぶ際の大きな判断材料になります。

 

5. 製品の試作から量産までをスムーズに進めるための工夫

5.1 試作段階での成功の秘訣

試作は、製品開発において最も重要なフェーズのひとつです。ここでの検証が不十分だと、量産段階で思わぬ不具合が発覚し、大きな損失につながることがあります。試作段階での成功の秘訣は、「==何を確認するための試作なのか==」を明確にしておくことです。

 

例えば、動作原理の検証が目的なのか、耐久性の確認なのか、量産時の組み立てやすさを確認したいのかによって、試作の設計や評価項目は変わります。 限られた回数の試作で最大限の情報を得るには、事前に評価ポイントと判定基準を外注先と共有しておくことが重要 です。必要があれば、評価用のチェックリストや試験条件を一緒に作成しておくと、抜け漏れを防ぎやすくなります。

 

また、試作で出てきた不具合や気付きは、できるだけ定量的に記録しておくと、次の改良に活かしやすくなります。「少しガタつく」ではなく、「○mm程度のガタが発生」といった具体的な表現を心がけると、設計側も対策を検討しやすくなります。実際の使用環境を想定した負荷条件で試験することも重要です。

 

試作段階では、仕様を一度立ち止まって見直す良い機会でもあります。「ここは本当に必要か」「別の方法はないか」といった視点も大切です。結果として、当初の仕様をあえて簡素化したほうが、コストや信頼性の面でメリットが大きいという結論に至ることもあります。

 

5.2 量産までの流れと注意点

量産までをスムーズに進めるには、設計・試作の段階から量産を見据えた計画を立てておく必要があります。量産立ち上げの一般的な流れとしては、設計完了→試作→評価・改良→量産試作(パイロット)→量産というステップを踏むことが多いです。各ステップで「次の段階に進んでよいか」を判断するゲートを設けると、全体の見通しが立てやすくなります。

 

注意したいのは、設計的に成立していても、量産現場で再現性高く作れるとは限らない点です。加工のしやすさ、組み立て工数、調整の手間、検査方法など、製造現場の視点を織り込んだ設計になっているかどうかが重要になります。 外注先が製作や量産支援まで対応できる場合、量産性を意識した「==動く設計==」をしてもらえるかが大きなポイント です。実際の組立手順や治具の必要性まで含めて検討してくれるパートナーであれば、立ち上げ後のトラブルを減らしやすくなります。

 

また、量産に移行する前には、調達リスクの確認も欠かせません。主要部品の入手性やリードタイム、代替部品の候補などをあらかじめ整理しておくことで、供給不足や価格変動への耐性が高まります。海外製部品を使う場合は、輸送リスクや規制動向も考慮が必要です。

 

量産開始後も、フィードバックをもとに小さな改良を重ねていくことが一般的なため、設計データの管理や変更履歴の共有ルールを外注先と決めておくと安心です。どのバージョンの図面でどのロットを製造したかが追えるようにしておくと、不具合発生時の原因追及や再発防止にも役立ちます。

 

6. 関西機械設計に悩みを相談してみよう

6.1 特殊なアイデアを実現するための支援

関西機械設計は、大阪・京都・兵庫を中心に、全国から製品製作や機械開発の相談を受けている設計会社です。特徴的なのは、 他社で「作れない」と言われたアイデアや、社内に技術者がいないために止まってしまっている構想を形にすることに力を入れている点 です。

 

  • 構想段階のアイデアを図面や3Dデータに落とし込みたい

  • 機械だけでなく、電気や制御も含めて一体で相談したい

  • 自社での組立や調整も視野に入れた設計をしてほしい

  • 特注装置やカスタム機で、他社に断られた案件を相談したい

 

といったニーズに対して、構想設計から試作、制御まで一貫して支援しています。代表エンジニアは10年以上の経験を持ち、大手メーカーからベンチャーまでさまざまな現場で開発に携わってきたため、現場目線と技術目線の両方からアドバイスを受けられるのが強みです。単に図面を描くだけでなく、「どう使われるか」を踏まえた提案が期待できます。

 

6.2 広い開発実績が信頼の証となる強み

関西機械設計は、住宅用換気扇やエアコン、産業機械、モーターなど、量産製品から特注装置まで幅広い開発実績を持っています。精密機器から産業用設備、食品製造向け装置まで、多様な分野に対応してきた経験があり、単一の業界に限定されない視点での提案が可能です。異なる業界のノウハウを組み合わせることで、新しい発想につなげることもできます。

 

対応内容も、3D CADを用いた構造設計だけでなく、コイルやモーターの設計、ラダー制御を含む電気・制御設計、さらには営業資料用の図面や資料の作成まで多岐にわたります。こうした広い対応範囲により、企画段階から量産立ち上げまでの流れを一貫して見通した「==動く設計==」を行えるのが特徴です。

 

また、製品開発をまるごと内製する場合と比べて、トータルコストを抑えやすい点もメリットです。正社員エンジニアを新規採用する場合、年間で相応のコストがかかりますが、関西機械設計では、構想から試作、量産設計までを組み合わせて、300〜550万円程度の範囲でプロジェクトを完結させる提案も可能です。 必要な期間だけ専門家の知見を活用できるため、初めての製品開発でも踏み出しやすい と言えます。

 

6.3 初めての利用でも安心できるポイント

初めて外部の設計会社に製品製作を依頼する場合、「技術的な話がどこまで通じるか」「どのように進めればよいか」といった不安を感じることが多いものです。関西機械設計では、初期相談の段階から、現状のアイデアや課題をヒアリングし、どの範囲からサポートできるかを分かりやすく説明することを心がけています。専門用語ばかりにならないよう配慮しながら、必要な情報を丁寧に整理してくれます。

 

関西を拠点としながら、全国からの相談にオンラインで対応しているため、遠方からでも打ち合わせを進めやすい体制です。必要に応じて現地に足を運び、実際の設備や現場の状況を確認したうえで提案を行うことも可能です。既存設備の改造や更新など、現場を見ないと判断しづらいテーマにも柔軟に対応できます。

 

料金面でも、小規模な構想設計から本格的な試作・量産設計まで、目的と予算に合わせた柔軟なプランを提案しています。設計だけを依頼したいのか、試作・製造・納品まで含めて任せたいのかといった希望に合わせて、進め方を一緒に組み立てられる点も安心材料です。 「まずは相談ベースで、どこまで外注すべきかを整理したい」という段階からでも話ができるため、製品製作の一歩を踏み出しやすい環境が整っている と言えるでしょう。

 

7. 関西で製品製作の外注を検討するなら今すぐ行動を起こそう

関西エリアは、機械・電気・制御が絡む製品のニーズが高く、それに応える設計会社や製作会社も多く存在します。だからこそ、どのパートナーと組むかによって、製品開発のスピードや品質、トータルコストは大きく変わります。社内に技術者がいない、既存の協力会社では対応しきれない、他社に断られたアイデアを何とか形にしたい。そう感じているのであれば、 構想から試作、量産までを見据えて一貫対応できる外注先に早めに相談することが、プロジェクト成功への近道 になります。

 

製品製作の外注は、一度動き出せば長期的なパートナーシップにつながることも多い取り組みです。自社の強みやリソースを整理し、「どこからどこまでを外注するのが最適か」を考えつつ、信頼できる設計屋とともに、関西発の新しい製品を形にしていきましょう。

 

製品開発のパートナーは関西機械設計へ

アイデアを現実に変える関西機械設計では、構想から製造、納品まで一貫サポートを行います。コストを抑えつつ効率的な開発が可能です。

 


 
 
 

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